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イラストの依頼管理は何でやるか — スプレッドシート、Trello、Skeb、SKIMAを比較する

2026年8月14日 · Art Commission Desk・確認 2026年8月16日

定番の答えは存在しません。探し始める前に知っておくべきは、おそらくそれが一番有用です。依頼を受ける絵描きの集まりに「キューを何で管理してる?」と聞くと、どれも支配的ではない複数の答えが返ってきます。スプレッドシート、Trello、Notion、マーケットプレイス内蔵の管理画面、メモアプリ、ホワイトボード、紙の台帳、そして「3件までしか受けないから要らない」。

先に結論を言うと:ボードが欲しくてクライアントに見せる必要がなければ Trello か Notion のテンプレート。記録が主目的ならスプレッドシート。クライアントが全員そのマーケットプレイス経由なら、その内蔵キュー。 この先は、どれがあなたに当てまるかを決める4つの要素の話です。

誰もが自作していて、誰も満足していない

海外のコミュニティで見つけた、働く絵描きのこの一言が残ります(r/ArtistLounge)。

i've been doing commissions on and off my entire art life and i feel like i've never had a "good" way of keeping track of my queue

(絵の仕事を続けてきたけど、キューの管理で「良い」やり方に出会ったことが一度もない気がする)

そのスレッドへの返信は、この分野で見つけた中で最良の実態調査です。Trello が4回、スプレッドシートが2回、あとは VGen の内蔵キュー、Artistree、Milanote、macOS のファイルタグ、壁一面のカレンダー、手書きの台帳がそれぞれ1回。その手書きの台帳は見る価値があります。書き手は誰から教わったわけでもなく、本物のスキーマに到達しているからです。

Brand/business/client name, Project title, Deadline, Date delivered, Invoice sent date, Payment received date, Payment deposited date

1つの支払いに日付が3つ。これは神経質さではなく、「振り込んだ」と言われた日と「実際に口座に届いた日」の間で痛い目を見たことのある人の記録です。

日本では、この「自作するもの」の多くがスプレッドシート1枚に集約されます。検索すると依頼管理表のテンプレートや GAS を組む解説記事がすぐ見つかり、その充実ぶり自体が需要の証明です。そしてマーケットプレイス勢の評判は、Yahoo!知恵袋の比較スレッドに集約されています — Skeb は「単は多いが、トラブルやすれ違いも多そう」、SKIMA は「初心者ならおすすめ」、ココナラは「やり取りは丁寧だが手数料が高い」。この並び(Skeb < SKIMA < ココナラ)はコミュニティの共通認識です。

どれを選ぶかを決める4つのこと

1. ステージの細かさ。 汎用のプロジェクトツールがくれるのは「未着手/進行中/完了」で、イラスト依頼だと「進行中」に3週間住むことになります。コミュニティのテンプレートが独立に収束した粒度は、ラフ → 線画 → 着色 → 仕上げ の4〜5工程。この仕事が実際に持っているステップ数はそれです。

2. 支払いを別の軸として扱えるか。 成熟したテンプレートはどれも、お金を進捗と切り離します。完成しているのに未入金の依頼、入金済みまだ未着手の依頼 — どちらも普通に存在します。支払いを同じステータス欄に押し込むツールは、どちらの事実を表示するか選ばせることになります。

3. クライアントが見られるか、そして変更できるか。 ここで大半の選択肢が落ちます。詳しくはクライアントに進捗を見せる方法で別途扱います。短く言うと、共有はボード単位の全か無かになりがちで、閲覧専用アクセスは有料機能のことが多い。つまり無料で公開したボードは、リンクを知る誰にでも編集できるボードです。

4. 昨年の数字を取り出せるか。 確定申告の季節に、自分の管理表がtodoリストだったことに気づきます。キャンセルされた依頼や完了した依頼がアーカイブされずに削除される作りなら、記録は消えています。

選択肢

Google スプレッドシート / Excel。 日本では最も多い答えで、見た目ほど劣化ではないどころか、要点を押さえています。列は自由に設計できるので1・2・4は完璧に満たせますし、閲覧専用で無料共有できるのは Trello にできないことです。削除もほぼ起きません。ないのは、クライアントが読んで楽しい画面です。表示は自分用のままです。

Trello + コミュニティテンプレート。 ボードの比喩がこの仕事に合い、テンプレートは無料で、クライアントもカードを理解します。落ちるのは3の地点 — 閲覧専用共有は有料機能、共有はボード単位、無料で公開したボードはリンクを知る人なら誰でも編集できます。

Notion + 依頼管理テンプレート。 Trello よりデータモデル寄りで、評価の高いテンプレートは顧客情報と依頼情報を別テーブルに分けます。これは正しい形で、1年分の履歴が溜まった時に効いてきます。共有はページ単位なのでプライバシーの課題は同じで、絵の仕事と並行してデータベースの維持もすることになります。

メモアプリ・手書き。 「todo・締切・進行中の表が少し載ったボード」。立ち上げは最速で、押し付けられる構造もありません。Trello と同じトレードで、テンプレートのエコシステムはありません。

Skeb の受付箱。 直答型 — やり取りを最小化する設計で、クライアントは金額を払って完了を待つだけ。進捗の見える化はプラットフォームが引き受け、依頼の管理は受付箱を見れば済みます。2つの代償があります。手数料(2026-08確認:クリエイター側9.8%、条件達成で6.8%)と、「Skeb で来た依頼にしか効かない」ということ。X の DM や Discord で直接来る仕事はここに載りません。

SKIMA / ココナラ / pixiv Request の管理画面。 ココナラはやり取りが最も丁寧で、その分手数料も最も高くつきます(2026-08確認:出品者22%+購入者5.5%。SKIMA は金額により11〜22%、pixiv Request は10%で納期60日制)。いずれも、そのプラットフォーム内で完結する依頼については正しく機能します。機能しないのは外 — これらを併用している絵描きがスプレッドシートをもう1枚持つ理由はそこです。

比較表

4〜5の制作ステージ支払いが別軸クライアントに見せる訪問者は閲覧のみキャンセル分を保持手数料
スプレッドシート / Excel自由に可能ファイルを共有可能・無料可能なし
Trello + テンプレート可能可能・列として有料・ボード全体有料キャンセル状態なしなし
Notion + テンプレート可能テンプレート次第ページを公開可能可能なし
メモアプリ自由に手動共有すれば可能可能なし
Skeb内蔵内蔵可能可能可能あり
SKIMA / ココナラ / pixiv内蔵内蔵可能可能可能あり

手数料の率は2026-08 に確認したものです。各プラットフォームとも少なくとも一度は料金を変更しており、現在の数字は各自で確認してください。

私たちの位置

依頼キュー:すべての依頼がステータス・クライアント・締切・進捗付きで一覧に

私たちはイラスト依頼を受ける絵描きのためのワークスペースを作っています。上の4点について言うと、制作ステージは自分で名付けて並べ替えられ、支払いはステータスではなく独立した項目として記録され、各依頼はそれ自体で公開・非公開を切り替えられます — あるクライアント用のリンクが開くのはその人の依頼だけです。公開ページには操作が一切なく、編集できるものがそこには存在しません。手数料は取りません。支払いには関与しないからです。

私たちではないもの:マーケットプレイスです。誰かがここ経由であなたを見つけることはなく、お金も扱いません。

何を使うとしても効く3つのこと

  1. 「入金済み」と「完了」を分ける。 別の列、別の欄、なんでも — 進捗と同じ場所に入れないことだけ守る。この分野の成熟したテンプレートはどれも独立にここに到達しています。
  2. キャンセルした依頼を絶対に削除しない。 動かす、印を付ける、アーカイブする。1月になったら「何が起きて、どれくらいの頻度だったか」を知りたくなります。
  3. 入金の事実だけでなく、日付も記録する。 上の台帳の持ち主は、請求発行・入金確認・口座反映を別々に追っています。チャージバックが来た時に、その列があなたのタイムラインです。

関連:イラスト料金表には何を書くかボードを共有せずに進捗を見せる方法。私たちはこの記事で取り上げたツールのひとつを作っています — この記事の内容は、使わない読者にとっても成り立つように書いています。料金や機能は変わります — 誤りがあれば教えてください。直します。